コンサルティングサービス
CONSULTING SERVICE
組織・人事
認識
「経営戦略」という言葉が世の中に浸透してきた一方で、戦略に血を通わせるために不可欠な「組織」への意識は、未だあるべき水準にまで高まっていないように見えます。実際、企業改革・戦略策定の局面において、組織改革への意識が至らぬばかりに、「戦略倒れ」となってしまうケースは多く存在しています。
近年、様々な業界で事業環境の変化スピードが加速化しており、企業のビジネスモデルやビジネススキームも日々変化を続けています。その中で、その時々の経営戦略に即したPDCAサイクルを回すべく、組織体系・人事制度を細かい粒度・頻度で最適化を行うことがこれまで以上に重要となっています。また、終身雇用モデルの終焉、グローバル化に伴う人材の多様化といった環境変化が進む中で、いかにして組織を構成する「ヒト」を採用し、育成し、評価し、動機付けていくのか、という課題への対処も、継続的な企業運営を考える上で極めて肝要です。
主要なコンサルティングテーマ
グループ経営体制の再設計
経営環境に即した迅速な意思決定を担保すべく、持株会社体制・カンパニー制などといった分権的組織体制を採用する企業が増加しています。一方で、そうした組織体系においては会社間やカンパニー間の「垣根」あるいは「ポテンヒット」が生じやすいことから、会社/カンパニー間の権限・責任の設計や、事業子会社の括り(守備範囲)、事業子会社経営者のインセンティブ設計等が戦略実行上、極めて重要となってきます。CDIは、多角化したグループ企業の組織体制の設計を支援した豊富な経験に基づき、独自に開発したフレームワークを有しています。CDIの経験や知見の集大成であるフレームワークを活用しつつ、一方で当該企業/グループの組織風土や現行制度の運用実態を十分に踏まえた上で、全社戦略を実現するために実質的に機能するようなグループ経営体制を設計するご支援を致します。
全社組織体制の設計
企業の組織には「機能別組織」「事業別組織」「マトリックス型組織」など、様々な類型が存在します。一方で、各々の組織類型には必ずメリットとデメリットが併存しますし、「何を重視すべきか」という視点も、事業環境の変化に伴って常に変化します。「組織に正解は無い」のが組織論の難しさですが、一方で、事業環境が変化しているのにも関わらず従来型の組織形態を頑なに守っている、あるいは、戦略遂行に適さない形での組織改革を多発させているような企業も散見されます。
CDIは経営戦略策定のプロフェッショナル集団として活動していますが、経営戦略を実質的に機能させるための組織形態のあり方にも、同様の(または、場合によっては同等以上の)強い意識を払っています。CDIは、顧客企業の組織風土への深い理解に根ざし、戦略目的を実現するために最適な組織形態、責任と権限の設計、意思決定の仕組み等の設計をご支援致します。
人事制度の設計
戦略や組織の問題も、突き詰めれば、実行する「ヒト」の問題に行き着きます。CDIでは、戦略立案、組織の再構築等と併せ、ヒトの採用、育成、配置、評価、動機付け等、人事に関する課題にも幅広く取り組んできました。特に近年は、日本企業においてもマルチナショナル人材を雇用するケースが増加しており、育成・評価体系や、給与体系の設計など、より難易度の高い課題への取り組み事例も増加しています。人事制度の基本方針の設計から、具体的な給与テーブルの詳細設計を行なうようなご支援まで、ご要望に応じて、幅広いコンサルティングサービスの提供が可能です。