コンサルティングサービス

CONSULTING SERVICE

R&D・イノベーション

認識

イノベーションの継続的な創出は、多くの企業にとって競争優位性の確保上、極めて重要な課題で有り続けています。その一方、特に「モノ」の技術進化が頭打ちとなる中で、研究開発のあり方は根本的に変化しつつあるといえます。例えば、「中央研究所」に代表されるような日本的な自前モデルは研究開発活動の「根幹」として存在しつつも、その軸足はオープンイノベーションや、M&Aを軸としたより分散的・プロジェクト的な取り組みへと移りつつあります。また、モノ・サービスの適用市場が日本国内から世界へと広がる中で、グローバルな「研究」活動と、ローカル市場の状況を踏まえた「開発」活動との切り分けと連携、そして各々の具体的な進め方の巧拙も、大きな意味を持つようになってきました。
本来、研究開発活動に「一般解」は存在せず、また、「生産性」という概念では片付けられない「遊び」や「意志」の要素も極めて重要です。それゆえにこの分野は戦略コンサルティングの世界においても、難易度が高い分野の一つとして存在し続けています。CDIはお仕着せのフレームワークや手法論に拘泥せず、クライアントが「固有解」を見つけ、推進するための強力なパートナーとして、活動しています。

主要なコンサルティングテーマ

研究開発戦略の策定/レビュー

多くの企業にとって、研究開発活動の生産性低下が課題となりつつあります。その背景には、業界の構造的要因(グローバル化、デジタル化、モジュール化、ネットワーク化等)が介在していることが多く、研究開発のスタイルを「根本的に変える」ことが必要なケースも、近年飛躍的に増加しています。CDIでは、クライアント企業における過去~現在までの研究開発活動を定量的・定性的視点の双方から分析した上で、現状~未来の事業環境を踏まえたあるべき研究開発活動のあり方(資源配分のポートフォリオ、具体的な進め方、等)の策定を行います。

オープンイノベーションの枠組み構築

近年、あらゆる分野においてオープンイノベーションの必要性が叫ばれつつあります。従来的な1対1での共同研究的な考え方が依然活用される一方で、大学等との包括提携や、コーポレイトベンチャーキャピタル(CVC)の活用など、様々なスキームが出現しています。CDIでは、クライアント企業の業界特性や、活用可能なリソース等を勘案し、最適なオープンイノベーションの枠組みの策定、およびその立ち上げの支援を行います。

研究開発ポートフォリオの事業性精査・レビュー

研究開発活動は数年単位で行われる場合も多く、その活動過程において事業環境が大きく変化するケースが多く存在しています。そのため、企業内における研究開発テーマには定期的な事業性レビューが求められますが、社内のみでの取り組みでは甘え/惰性が働きがちなことは勿論、事業性の見定めを誤り、結果として戦略転換が遅れるケースが散見されています。CDIは研究開発ポートフォリオのレビュー、および有望テーマに関する事業化までのロードマップ策定、事業化仮説の策定などのサービスを行います。

要素技術の棚卸し・新規事業策定支援

研究開発部門が保有している知財・技術・ノウハウをもとに、新規事業創出のタネをあぶり出します。技術サイド・事業サイド双方の精査はもちろん、潜在的なコラボレーターとの接触なども含め、多角的なご支援を行います。

ケース履歴

  • 診断薬企業の研究開発活動改革支援
  • 電工メーカーの研究開発部門におけるテーマの事業性レビュー
  • デバイスメーカーの研究開発シーズを踏まえた、医療関連分野への新規展開ロードマップの策定
  • メーカーのオープンイノベーション体制の構築支援

関連リンク

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