メンバー 紹介
是枝 邦洋
Managing Director
京都大学総合人間学部卒。
同大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。
共生文明学修士（文化人類学専攻）。
析道（上海）管理咨询有限公司董事長総経理、Asia Business Unit Director。
主に中国を初めとするアジア新興国において、日系企業の新規参入から参入後の事業立ち上げ、戦略再構築とその実行、現地パートナー企業との資本・業務提携までをハンズオンで支援してきた。業界としては、消費財、メディカル・ヘルスケア等、日系企業がアジアで強みを発揮している分野に豊富な経験を有する。
アジア事業の支援に留まること無く、アジアプロジェクトを通じてクライアントの全社的・中長期的な課題を抽出し、その解決の端緒をアジアで見出し成功事例を作るというスタンスは一貫している。
企業変革への認識
「革命は辺境から起きる」と言いますが、多くの日本企業にとって「企業変革」の端緒は、「辺境」即ちアジア新興国事業にあると感じています。欧米・現地企業との競争が激しく、日本のように「地の利」もないアジア新興国で突き当たっている課題を、日本での固定観念から脱して解決した時、クライアントが「アジア企業」に生まれ変わっている。そのような「変革」を支援していきたいと考えています。
コンサルティングポリシー
「戦略はある。流行のフレームワークを使う人間も居る。カネもある。有力な現地パートナーも見つかった。それなのに上手くいかない。」
日本企業のアジア展開を支援する中でよく聞くこの悩み。彼らに足りないのは、一体何なのでしょうか。
僭越ながら、それは「この土地で、新しいビジネスをやってやろう」という事業家特有の「情熱」、即ち熱を帯びた事業仮説なのではないか。青臭いのかもしれませんが、そう思い至るようになりました。
もしこの見立てが正しいならば、従来型のコンサルティングでも、ファンド・企業マッチング・人材派遣機能でも対応できません。必要なのは、クライアントと共に現地に赴き、埃にまみれつつ生の情報に触れ、五感をフルに活かして得た「直感」を「確信」に変えていくきっかけを作る存在。言い換えれば、「触媒」としての生身の人間ではないでしょうか。
縁もゆかりもない土地で立ち尽くすクライアントが、情熱を取り戻した時の表情と、その後の成功を一番近い場所で見させて頂くことが、私の喜びです。従来のコンサルティングの枠に囚われずに、アジアで、共に情熱に火を灯すような仕事をしたい。そう考えています。
主要ケース履歴
- 戦略再構築・実行支援
- 中国におけるブランドポジショニング再設計（化粧品、アパレル、奢侈品）
- 中国における流通チャネル転換に伴うオペレーションモデル設計（化粧品）
- 中国戦略再構築に向けた市場競争環境分析（化粧品、食品、アパレル、輸送機器）
- アセアン地域における輸送機器の新規事業立ち上げ支援
- 現地法人・本社の組織設計・人材育成
- 中国における計画実行のための現場レベルからのPDCAサイクル構築、組織設計、企画スタッフの育成（化粧品）
- 中国における計画実行のための本社との連携支援・代行（化粧品、飲料）
- 現地企業との業務・資本提携支援
- 日系医療機器メーカーの中国企業との事業提携交渉支援
- 日系医療資材メーカーの中国国営病院との事業提携交渉支援
- 中国在宅医療システム・健康管理システム事業のフィージビリティスタディ
- 中国における代理店との包括提携支援（化粧品）
- 中国企業との合弁事業立上げ支援（製薬、旅行）
